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優待ポイントとは?
ポイントサイトのモッピーにて、ショッピング系の一部の広告を利用した後に最短5分でポイントが加算される「優待ポイント」制度がスタートしました。
通常、承認まで2~3ヶ月は余裕で待たされるショッピング系の広告で速攻ポイントが貰えるという仕組みはげん玉のポイント速達便が記憶に新しいところです。
ユーザー目線ではかなりのインパクトがある制度なので、モッピーはサービス向上のためにげん玉の後追いしたという感じでしょうか。
POINT WALLET VISA PREPAIDの所持が適用条件
ただし、優待ポイントは全モッピーユーザーに無条件で適用されるわけではありません。
優待ポイント制度を利用するためには、株式会社セレスと株式会社セディナ(三井住友フィナンシャルグループ)の提携により提供されているVISAブランドのプリペイドカード「POINT WALLET VISA PREPAID」を所持している必要があります。
とはいえ、プリペイドカードカードは審査不要で発行できるので、実質的にはほぼ全ユーザが対象になると考えても問題ないと思います。
POINT WALLET VISA PREPAIDの特徴・メリット・デメリット等や発行手順については以下の記事をご参照下さい。
喜んで良いのか?
モッピーは他のポイントサイトと比べると広告の還元率は高い方なので広告を使う機会はまあまあ多いと思います。
そのモッピーでポイント付与が早くなることは嬉しいのですが、げん玉のポイント速達便の記事でも言及した通り単純に喜んでしまって良いのかどうかは微妙なところです。
還元率が下がる可能性あり
私達ユーザーがモッピーからポイント還元を受けるまでには大雑把に
- ユーザーがモッピーで広告を利用する
- モッピーが1.の情報が広告主に伝える
- 広告主が1.の広告利用を承認し、モッピーに広告費を支払う
- モッピーがユーザーにポイント還元を行なう
というステップを踏まなければなりません。
この流れは広告費が入った分だけをユーザーにポイント還元すれば良いのでモッピーにとってはメリットが大きい一方で、ユーザーとしては広告の承認とポイントが貰えるまでに長い時間を要するという欠点があります。
今回の「優待ポイント」制度はユーザーの利便性を上げるために上記の3.を無視していきなり4.まで飛んでユーザーにポイント還元を行なうことで初めて実現できる仕組みです。
しかしこの場合、モッピーは広告主から広告費を受け取る前にユーザーにポイント還元をすることになるため、万が一後から承認を得られなかったら先に還元してしまったポイント分は全てモッピーが負担しなければならないというデメリットがあります。
そして、一定以上の割合で広告の非承認は発生するはずであるためモッピーが利益を維持するために、将来的には非承認が発生する前提の還元率に変更する可能性があると思います。
ユーザーの立場としては短期的には速攻でポイントを貰えるというメリットが大きいものの、長期的には還元率が下がるかもしれないという漠然とした不安を抱え続けなければならない制度なのです。
別に早さは求めていない
実際に還元率が下がるとしたら現状が1%の広告は0.8~0.9%になるといった感じだと思います。
※もっと下がる可能性もないとは言えないですが、他サイトとの競争を考慮すれば1%の広告がいきなり0.5%まで下がるといったことは考えにくいのではないでしょうか。
仮に10,000円分の買い物をしたと想定すると100円が80~90円になるというイメージです。
優待ポイントではこの80~90円を速攻で貰えるのですが、この程度の小額ポイントを早く貰ったところで特に嬉しくはありません。
もし、FX口座開設などの1~2万円がすぐに貰えるならかなり嬉しいですが、小学生の一ヶ月のお小遣いにも満たないくらいの金額なら別にいつ貰っても大差ないからです。
それならば多少時間がかかっても少しでも多いポイントが貰える方が良いですので、わざわざ還元率が下がってしまうかもしれないリスクを負いたくないというのが「優待ポイント」制度に対する感想です。
まとめ
モッピーの広告は還元率が高いので広告を利用する機会はそれなりにあります。
その際にポイントが早く貰えるならそれに越したことはないので嬉しいという気持ちは間違いありません。
しかし、やはり長期的には還元率が下がってしまう可能性が否定できず、手放しで喜ぶことはできない制度だと思います。
広告利用時に「優待ポイント」制度を適用して速攻でポイントをもらう(非承認分を考慮して還元率はやや低め)か、通常通り2~3ヶ月後にポイントをもらう(還元率は通常通り)のかを選べたりすれば最高なのですが、それは多分ムリでしょう。
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