ポイントサイトのECナビにはECナビメンバーズクラブという会員ランク制度があります。
会員グレードが上がるとECナビ内で獲得するポイントにボーナスが加算されるという内容です。
当記事ではECナビメンバーズクラブの制度の解説などについて解説していきます。
目次
ECナビメンバーズクラブとは
グレード特典
会員のグレードは
- 一般会員
- ブロンズ会員
- シルバー会員
- ゴールド会員
の4つのグレードがあり、グレードが上がるとショッピング・ウェブ検索・アンケートで獲得したポイント数に対してボーナスポイントが付くようになります。
ただし、上記の一覧表だとボーナスポイントは「+」と書かれていますが、実際には還元率に対して「加算」されるわけではなく「乗算」されるという点には注意が必要です。
例えばゴールド会員が還元率1%の広告を利用した場合は16%(= 1% + 15%)になるのではなく1.15%(= 1% x 1.15)となります。
従って、一般会員のときに100ポイントを貰えるならゴールド会員だと115ポイントを貰えることになります。
なお、ボーナスポイントはECナビ内で稼いだポイントだけでなく、稼いだポイントがECナビのポイントとして貯まるアンケートサイトのリサーチパネルも対象となります。
グレードアップ条件
グレードを上げるためには、各グレードごとに定められた過去半年間の
- お買い物承認回数
- 対象ポイント獲得数
の条件を両方ともクリアしなければなりません。
条件 | 一般会員 | ブロンズ会員 | シルバー会員 | ゴールド会員 |
---|---|---|---|---|
お買い物承認回数 | なし (新規登録直後) | 1回以上 | 5回以上 | 15回以上 |
対象ポイント獲得数 | 100pt以上 | 1,000pt以上 | 3,000pt以上 |
上記の条件をクリアすると翌月から当該のグレードへグレードアップすることができます。
逆に、どちらか一方の条件を満たせなくなると翌月から下位のグレードへとグレードダウンしてしまいます。
簡単にゴールド会員へグレードアップする方法は?
グレード特典の恩恵を最大限に受けるためには「簡単にゴールド会員へグレードアップする(維持する)方法」の有無が重要です。
そこで、両条件を満たすための方法を以下の通り検討してみました。
「対象ポイント獲得数」は楽勝
グレードアップ条件の一つである「対象ポイント獲得数」に関しては非常に簡単に条件をクリアすることができます。
というもの、です。
- どんな方法でポイントを稼いでも良い
- ゴールド会員でも過去半年で3,000pt(300円分)なので条件が緩い
という特徴があるからです。
ショッピングや無料コンテンツでコツコツとポイントを貯めても良いですし無料会員登録等の広告を利用する等やり方は自由です。
特に、広告利用なら1件で3,000ポイント(300円)以上を獲得できるものが豊富なので余裕で条件クリアが可能です。
リサーチパネルがオススメ
個人的にオススメなのはアンケートサイトのリサーチパネルでのポイント稼ぎです。
リサーチパネルはECナビとは別サイトなのですが、
- リサーチパネルで獲得したポイントはECナビのポイントとしてカウントされる
- リサーチパネルはアンケートの配信数がそれなりに多い
といった理由によりポイントを稼ぎやすいからです。
以下は私の「対象ポイント獲得数」ですが、3~4月だけで3,000ポイント以上を稼ぐことができていますので半年もあれば容易に条件をクリアできます。
また、リサーチパネル自体がポイントを稼ぎやすいアンケートサイトであることもオススメしたい理由の一つです。
「お買い物承認回数」の条件クリアは厳しい・・・
「対象ポイント獲得数」は楽勝な一方で、「お買い物承認回数」を稼ぐのは難しいです。
半年で15回は多過ぎる
ゴールド会員を目指す場合は過去半年間に15回以上の「お買い物承認回数」が必要です。
要は半年で15回以上の通販をしなければならないということですが、そもそもの問題として「半年に15回も通販を利用するのか?」という点が挙げられます。
半年に15回ということは単純に考えてひと月に2~3回(計算上は2.5回)の通販利用が必須です。
人によるのかもしれませんが、私としてはこの時点で結講なヘビーユーザーであるように思えます。
また、仮に単純な利用頻度(月2~3回)の問題をクリアしても、「毎回必ずECナビを経由するのか?」という問題もあります。
ECナビは2017年後半にテコ入れが始まりショッピング系の広告の還元率がかなり高くなったとはいえ、当然ながら全ての広告が他サイトに勝っているというわけではありません。
最も得するためには利用する通販サイトの還元率が一番高いポイントサイトを経由する(= 都度経由するサイトを変える)のが賢いやり方なので、要するに「実際の通販回数」が半年に15回だとしたらECナビにて半年で15回もの回数を稼ぐことはほぼ不可能だということです。
かといって、グレードアップのために還元率が多少低く手も絶対にECナビを経由するというのであればそれは本末転倒なのでオススメしません。
このようなことを考えていくとよほど通販の利用回数が多い(半年に30回とか?)超ヘビーユーザーでもない限り、半年に15回という「お買い物承認回数」は多過ぎるのではないでしょうか。
15回の「承認」が必要
加えて、グレードアップに必要なのは「利用」ではなく「承認」という点も問題となります。
「利用」だけで良いなら明細が通帳に記載されればそれでOKなので回数の管理が非常に楽です。
しかし、「承認」となると利用から承認までの期間が広告によってバラバラですし、同じ広告であっても毎回必ず同じタイミングで承認されるとは限らないため「承認」回数の管理は難しいのです。
故に、ゴールド会員を目指して半年でちょうど15回を狙っていると承認のタイミングが遅れる等のアクシデントによりシルバー会員になってしまう可能性が高いです。
このような事態を回避して確実にゴールド会員になるためには余裕を持って常に20回程度の「承認」回数(または見込み)を維持しておきたいところですが、先述の通り15回でも多いのに更にそれを上回る回数が必要となるため「お買い物承認回数」のハードルは更に高くなってしまいます。
結論 : ゴールド会員へのグレードアップ・維持は困難
というわけで、結論としてはECナビメンバーズクラブにてゴールド会員へのグレードアップや維持は困難だと言えます。
もちろん通販の度にECナビを経由し続ければ可能かもしれませんが、グレード特典で得をしたいがためのもっとお得な他サイトを無視するのは本末転倒であるためオススメはしません。
ちなみに、以前は15円分のAmazonギフト券を15回購入する方法(以下の記事参照)があったので余裕でゴールド会員を維持できたのですが、この手法が横行してしまったせいなのか現在ではAmazonギフト券の購入では「お買い物承認回数」はカウントされません。
シルバー会員までなら余裕?
ただ、あくまでもゴールド会員へのグレードアップ・維持が難しいというだけであり、「お買い物承認回数」が半年に5回で良いシルバー会員までなら割と簡単にグレードアップできると思います。
シルバー会員は簡単にランクアップできる割には特典内容も悪くないので狙ってみるのも良いかもしれません。
Amazonヘビーユーザーならゴールド会員も可能?
なお、「お買い物承認回数」のハードルを超えてゴールド会員になれる・維持できるという人がいるとすれば、それはAmazonのヘビーユーザーではないかなと思います。
Amazonで買い物をする際にECナビを経由してもポイント還元こそありませんが「お買い物承認回数」はカウントされますし、また、Amazonでポイント還元が行われるポイントサイトはほとんど存在しない(全くないわけではないがちょっと利用しにくい。詳細はこちら。)ため、ECナビ経由一本に絞ってもあまり問題がないからです。
問題があるとすれば、Amazonのヘビーユーザーは(ポイント還元がある)他の通販サイトを利用しない人が多い(気がする)ためグレードアップでショッピングにボーナスポイントが付くようになってもあまり意味がないという点でしょうか。
とはいえ、リサーチパネルで稼ぐポイントにもボーナスポイントは付くことから、「対象ポイント獲得数」の条件をクリアするついでにリサーチパネルでポイントを稼ぎまくれば効率的にAmazonギフト券を量産できるようになるのでAmazonユーザーがグレードアップを目指す理由が全くないというわけではないと思います。
まとめ
ECナビに限った話ではありませんが、会員ランク制度はグレードアップ・維持が目的になってしまうと「得をするためにポイントサイトを利用する」という本来の大前提が吹っ飛んでしまって本末転倒なので気を付けなければなりません。
その点を考慮すると、ECナビの会員ランク制度「ECナビメンバーズクラブ」はシルバー会員あたりで妥協しておくのが一番良いと思います。
ただし、Amazonのヘビーユーザーに関してはゴールド会員を目指しやすいので我こそはと思う方は是非頑張ってみて下さい。
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