ポイントサイトの予想ネットが2017年11月30日(木)にリニューアル完了して新たなポイントサイト「colleee(コリー)」として生まれ変わりました。
当初の完了予定日(11/28)から2日間も遅れてのリニューアルとなりましたし、リニューアル直後はトラブルが多い・一部の交換先が交換停止・掲載されている広告があまりお得でない、など散々なな印象でした。
しかし、リニューアルから日数が経過して落ち着きを取り戻してからは少しずつ高還元の広告が掲載されるようになってきており、今後に期待が持てると思います。
大手ASP「A8.net」を運営する株式会社ファンコミュニケーションズの強みを活かした広告特化のポイントサイトになってくれると嬉しいと思っていますが、現時点でのcolleee(コリー)を以下の通り評価してみました。
目次
colleee(コリー)の基本情報
特徴 | 高額の広告が掲載されている |
---|---|
運営会社 | 株式会社ファンコミュニケーションズ |
本社所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-1-8青山ダイヤモンドビル(受付:2階) |
ポイントの価値 (交換レート) | 10ポイント = 1円 |
ポイント交換先 |
|
最低交換額 | 1,000pt(100円)から |
ポイント有効期限 | colleee(コリー)を3ヶ月以上利用しない場合は ポイント抹消の可能性あり |
スマホからの利用 | 可能 |
年齢制限 | 未成年者は親権者の同意が必要 |
友達紹介制度 | 紹介する側 : 1人紹介すると3,000pt(300円) 紹介される側 : 特になし ※友達紹介制度の詳細はこちら |
家族への友達紹介 | 同一IPアドレスだと友達紹介と認定されないので スマホのキャリア回線等を使用して紹介する必要がある |
colleee(コリー)の特徴
高額案件がある
リニューアル直後は特に目立った特徴もなく期待ハズレのリニューアルだったなと思っていましたが、大量ポイントを獲得できる広告がポツポツと掲載されるようになってきています。
例えば、2018年2月7日現在だと「ネスカフェバリスタi」の申し込みで15,000円分のポイント還元を受けられます。
ポイント付与の条件である「3ヶ月以上の定期購入」は購入する商品(コーヒー)の種類を選べば月1,000円未満に抑えることができ、トータルでは計10,000円以上を稼ぐことができる超優良案件です。
通常、広告1件で10,000円以上を稼げるのはFX口座開設や発行条件の厳しい(年収要件が高い等)クレジットカード発行などに限定されるので、誰でも気軽に申し込みができる上記の広告は初心者にも優しいと言えます。
その他にもいくつか高額案件が少しずつ掲載され始めているようなので、colleee(コリー)の今後に期待が持てるのではないでしょうか。
サイトの構造が分かりにくい
特徴といっても良い点ではなくダメな点なのですが、サイトの構造・作りに分かりにくい部分が多いです。
例えば、
- 問い合わせフォームやお客様サポート(ヘルプ)へのリンクの場所が全然分からない
(「お知らせ」ページを開いたときだけフッターやサイドバーに表示されます) - ポイント交換の詳細(最低交換額や交換予定日など)を一覧で確認できない
(各交換先の個別ページを開くとようやく詳細情報が掲載されている) - 交換手続きの際のボタンの文言が紛らわしい
(「次へ」というボタンを押したら交換が完了してしまう。
普通は「交換申請する」などでは?)
など、お世辞にもユーザビリティが優れたサイトとは言えませんし、むしろ酷い有様だと思います。
他のポイントサイトを利用していて上記の点について困ったことは一切ないので、普段当たり前に利用しているサイトが如何にユーザーが自然に利用できるように配慮した構造になっているのかが非常によく分かります。
そういう意味ではcolleee(コリー)はサイト設計の反面教師としては優れていると思います。
同じく株式会社ファンコミュニケーションズが運営している「A8.net」はサイト内に特に分かりにくい部分はないので、社内でノウハウを共有してもっと使いやすさを追求して欲しいです。
colleee(コリー)の危険性と安全性
運営会社について
colleee(コリー)を運営しているのは超大手ASPの「A8.net(エーハチドットネット)」で有名な株式会社ファンコミュニケーションズという会社です。
- 代表取締役社長 : 柳澤安慶
- 設立 : 平成11年10月1日
- 従業員数 : 393名(H29/09/30)・グループ合計481名(H29/09/30)
https://www.fancs.com/company
ポイントサイト界隈だとそれほど知名度がない会社かもしれませんが、アフィリエイトに取り組んでいる人なら知らない人は存在しない会社だと思います。
というのも、「A8.net」はポイントサイトで例えるならモッピー・ポイントタウン・ハピタスなどの超有名どころに相当するASPであり誰もが必ず登録することになるからです。
当然、「A8.net」は会員数も多く運営歴も長いなど多くのユーザーに信頼されています。
そのような「A8.net」を運営しているのが株式会社ファンコミュニケーションズですので、同様に同社が運営するcolleee(コリー)についても信頼性はかなり高いと考えて全く問題ないでしょう。
また、ユーザーからの信頼が厚いだけではなく2014年に東京証券取引所第一部(東証一部)への上場(証券コード:2461)を果たしていることからも分かるように社会的な信頼性も高く安心できる会社です。
プライバシーマークを取得済み
JIS(日本工業規格)で個人情報保護マネジメントについて定められたプライバシーマークも取得済みです(登録番号:10820584)。
プライバシーマークは「個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者」でなければ取得できませんし、2年毎に有償で更新審査を受けなければ維持することができません。
ある程度規模の大きい会社であれば持っていて当たり前という風潮もありますが、適切な管理体制を構築したり審査対応をしたりするのは業務内容的には結構負担が大きいと思われますのでプライバシーマークを持っていない会社も少なくないと思います。
にも関わらず、株式会社ファンコミュニケーションズはきちんと取得していますので個人情報保護に対する本気度が伺えるのではないかと思います。
ポイント交換
colleee(コリー)のポイント交換先は以下の通りです。
交換先 | 最低交換pt | 交換単位pt | 交換予定日 | 交換レート | 手数料 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
交換前 | 交換後 | ||||||
現金 | 楽天銀行 | 5,000pt | 5,000pt | 不明 | 10pt | 1円 | 1,000pt |
みずほ銀行 | 5,000pt | 5,000pt | 不明 | 10pt | 1円 | 1,800pt | |
三菱東京UFJ銀行 | 5,000pt | 5,000pt | 不明 | 10pt | 1円 | 1,800pt | |
三井住友銀行 | 5,000pt | 5,000pt | 不明 | 10pt | 1円 | 1,800pt | |
ゆうちょ銀行 | 5,000pt | 5,000pt | 不明 | 10pt | 1円 | 1,800pt | |
Amazonギフト券 | 1,000pt | 1,000pt | リアルタイム | 1,000pt | 100円分 | 無料 | |
iTunesギフトコード | 1,000pt | 1,000pt | リアルタイム | 1,000pt | 100円分 | 無料 | |
Tポイント | 5,000pt | 1,000pt | 翌月15日頃 | 1,000pt | 100円分 | 無料 | |
nanacoポイント | 3,000pt | 1,000pt | 翌月15日頃 | 1,000pt | 100円分 | 無料 | |
PeX | 1,000pt | 1,000pt | リアルタイム | 10pt | 10Pexpt | 無料 | |
.money | 3,000pt | 1,000pt | リアルタイム | 1,000pt | 100マネー | 無料 | |
楽天Edy | 5,000pt | 5,000pt | リアルタイム | 1pt | 1Gpt | 無料 |
※現金へ交換予定日を「不明」としているのは交換ページ内で確認できなかったからです。
現金・Amazonギフト券・iTunesギフトコードなど基本的なものは一通り揃っています。
しかし、使い勝手(手数料は交換レート)を考えるとcolleee(コリー)の交換先は.money(ドットマネー)一択だと思います。
換金は手数料が高い
直接現金に交換するときは1回につき100円以上の高額な手数料が必要です。
一応、会員ランク制度でランクアップするとランクに応じて手数料が半額または無料になるという特典がありますが、.money(ドットマネー)経由で換金すればランクに関わらず常に手数料無料なので無理にランクアップする意味は全くありません。
交換上限は月5万円まで
colleee(コリー)でひと月にポイント交換できる額は500,000ポイント(5万円)までです。
金額としてはかなり低めですが5万円分以上のポイントを所持しているときは2ヶ月に分けて交換すれば良いだけなので交換上限が問題になる人はほとんどいないと思います。
交換上限に苦しくことになるのは友達紹介制度で稼ぎまくる人だけだと思いますし、そんな人は極めて稀なので(私も含めて)普通の人には全く関係ありません。
ポイント交換の詳細が分かりにくい
ポイント交換のページを開くと各交換先が掲載されているだけで、最低交換額・手数料・交換予定日などの情報は一切掲載されていません。
各交換先の詳細を確認するためにはいちいち各交換先のリンクをクリックして詳細ページを表示しなければなりません。
他のポイントサイトだと各交換先の一覧と一緒に最低交換額・手数料・交換予定日などもまとめて確認できるようになっているのが普通なのでcolleee(コリー)の不親切さが際立ちます。
会員ランク制度
colleee(コリー)には会員ランク制があり、ランクアップするごとに
- 誕生月に貰える「誕生日ポイント(最大500pt)」が増える
- 広告利用時に加算される「ボーナスポイント(最大5%)」が増える
- 交換手数料が「半額または無料」になる
といった特典があります(詳細は以下の記事を参照)。
ランクアップするためには過去6ヶ月間の
- 広告利用回数
- 獲得ポイント
のどちらかが基準となる条件を超えればOKで毎月認定が行われてランクが変動します。
※上位のゴールド・プラチナになるためには別途「登録から90日以上経過」という条件をクリアする必要があります。
ただ、ランクアップや維持を目的としてcolleee(コリー)で集中的に広告を利用することは無駄が多いため無理してランクアップ・維持に固執する必要はないと思います。
上位ランクになるほどボーナスポイントが増えるのでお得に思えるかもしれませんが、それよりも複数のポイントサイトを併用して常に還元率・ポイント数が最高額となるサイトにて広告を利用するようにした方が効率的に稼げます。
友達紹介制度
お小遣いサイトを紹介する自身のブログを持っているなら友達紹介制度を活用することで更に収入を伸ばすことができます。
紹介する側の特典
紹介をすると貰える特典は
- ブログ紹介 : ブログでcolleee(コリー)の記事を書いて申請すると50pt(5円)
- 友達紹介ボーナス : 1人紹介する度に3,000pt(300円)
- ダウン報酬 : 友達が広告を利用する度に5~10%
の3種類があります。
いずれも特に驚くような内容や金額が設定されているわけではありませんが他のポイントサイトと比較しても標準的なレベルの内容が一通り揃っているので悪くない内容だと言えるでしょう。
紹介される側(= 友達)の特典
紹介する側の特典がまあまあ充実している一方で紹介される側(= 友達側)には一切の特典が存在しません。
つまり、端的に言うと友達紹介を実施するときは「うちのブログを経由しても何のメリットもないけど是非登録してみて下さい!」と呼びかけなければならないということを意味しており、colleee(コリー)で友達紹介を成立させるのは(困難だとは言いませんが)簡単ではないことが予想されます。
友達紹介を成立させるためには「如何にしてcolleee(コリー)の魅力を伝えるか?」という一点にかかっていると思います。
問い合わせフォーム・ヘルプの場所は?
colleee(コリー)のサイトの構造が分かりにくいというのは冒頭で述べた通りですが、お問い合わせフォームやお客様サポート(ヘルプ)へのリンクがどこに掲載されているのかを探すのは至難の技です。
結論としてはヘッダーに掲載されているリンクから「お知らせ」ページを開いたときに限りフッターに「お客様サポート」へのリンクが、サイドバーに「お問い合わせ」へのリンクが表示されます。
他のページを開いている最中には上記のリンクは掲載されない謎仕様です。
どうしてこのような作りにしているのかよく分かりませんが、とにかく使いにくいことだけは間違いありません。
もし、colleee(コリー)に問い合わせをしたいことがあるときは参考にして頂ければと思います。
まとめ
リニューアルのスケジュールが何度も伸びる、リニューアル後はトラブルが多発する(ポイント交換できない、携帯電話を持っていないユーザーは利用不可など)・肝心の広告もショボい、という感じでリニューアル直後は盛大に大コケしてしまったかなという印象が強かったです。
しかし、リニューアルから日がたつに連れて問題はある程度解決してきましたし高額案件も掲載されるようになってきたのでようやく本格始動がスタートしたのかなと思っています。
今後は高額案件の取り扱い頻度が高いポイントサイトになってくれることを期待したいです。
一方で、大手企業が運営している割にはお粗末な部分(トラブル多発やサイト構造が分かりにくい等)が多く先行きが若干不安でもあります。
とりあえず今後半年くらいは様子をみていきたいと思いますが、最低限サイトの使いやすさだけは早急になんとかして欲しいところです。
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