Amazonアソシエイトと楽天アフィリエイトは何が売れても報酬が発生するという共通の特徴がある一方で、クッキーの有効期間などの違いもあるため、どちらを実践したら良いのか悩むことが多いです。
そんなときは、ブログパーツである「カエレバ」を利用すれば悩みは一気に解決します。
目次
カエレバとは?
カエレバとは「わかったブログ」の運営者が開発した無料で利用できるアフィリエイト用のブログパーツのことです(漢字表記にするとおそらく「買えれば」)。
カエレバ
http://kaereba.com/
わかったブログ
http://www.wakatta-blog.com/
このブログパーツを利用すれば、複数のアフィリエイトリンクを自分のサイトへ簡単に掲載することができるため、Amazonアソシエイトと楽天アフィリエイトを両立することが可能となります。
しかも、ただ並べて表示するだけではなくデザインも考慮されており、サイトの雰囲気をぶち壊したりすることは決してありません。
実際にカエレバを使って商品を掲載すると、以下のような感じになります。
事前にアフィリエイトidさえ調べておけば、後はアフィリエイトリンクを生成してサイトに貼り付けるだけでOKですので、カエレバを使わない手はありません。
詳細は後述の通りですが、主にもしもアフィリエイトと併用することになると思います。
カエレバのメリット
多くのユーザーに対応できる
カエレバを導入することによって、Amazon(もしくは楽天市場)でしか商品を購入しない人を取り逃すことがなくなります。
どんなに良い商品を紹介しても、どんなに商品が買う気があっても、普段Amazonで買い物をしている人は、楽天市場のアフィリエイトリンクしか掲載されていなければ、直接Amazonへ行って商品を購入するからです。
その点、カエレバならばAmazonと楽天市場へのアフィリエイトリンクの両方を掲載できるため、機会損失を減らす効果が期待できるのです。
上記では話を簡単にするためにAmaozonと楽天市場しか挙げませんでしたが、他にも多くのネットショップに対応しており、
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- セブンネット
- ベルメゾン
- セシール
のリンクを並べて表示することができます。
扱う商品によるとはいえ、主要なネットショップばかりなのでカエレバは多くのジャンルの商品と組み合わせて利用することができるのです。
売上が伸びる
「複数のリンクを掲載したからといって本当にメリットがあるの?売上が複数のサイトに分散するだけで、結局売上は変わらないんじゃないの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし、安心して下さい。
私の経験上の話ではありますが、私が運営しているサイトでカエレバを利用したところ、Amazonと楽天市場の両方で売上が発生するようになりました。
しかもそれによって片方の売上が下がったということはなく、トータルではむしろ増えたくらいです。
これは、カエレバの利用によって今まで取り逃していたユーザーを取り込むことができたからだと考えています。
実際、買い物をする側の気持ちに立ってみれば分かると思いますので、以下に場合分けの表を作ってみました。
サイトに掲載されているリンク | ||||
---|---|---|---|---|
Amazon | 楽天市場 | 両方 | ||
普段買い物をする サイト | Amazon | 買う | 買わない | 買う |
楽天市場 | 買わない | 買う | 買う |
上記の通り、AmazonユーザーはAmazonのリンクが掲載されていなければ当該サイトからの購入を断念します。
楽天市場のリンクがあるからといってAmazonユーザーがわざわざ楽天市場から購入することはないからですし、楽天市場のユーザーに関しても同様のことが言えます。
逆のことを言えば、Amazon(楽天市場)ユーザーはAmazon(楽天市場)のリンクさえ掲載されていれば当該サイトから購入してくれるということを意味していますので、結果として両方のリンクを掲載すると売上が分散せずに増加するというわけです。
これがカエレバ最大のメリットだと言えます。
カエレバのデメリット
良い面ばかりを強調するのも憚られるので一応デメリットにも触れておきます。
完全無料で会員登録も不要であるといった点は良いのですが、初めて利用する際は初期設定が非常に面倒です。
何故なら、初期設定では各ASPのアフィリエイトリンクから自分のIDを抽出するという細かい作業を行わなければならないからです。
別に作業自体は難しいものではないですしカエレバの公式サイトには画像付きのマニュアルも用意されているので、どちらかというと簡単だと思います。
しかし、細かい英数字が沢山並んでいるアフィリエイトリンクから必要な部分を探して抜き出すというのはスムーズにはいかず少し骨が折れます。
ちなみに、一度入力した内容はブラウザのCookieに保存することができ、ブラウザの設定を消去しない限りは残り続けてくれるので2回目以降は設定不要で利用することが可能です。
もしもアフィリエイトで現金化
カエレバでAmazonと楽天市場のリンクを作成するときは、もしもアフィリエイトのIDを利用すると報酬がもしもアフィリエイトの成果として発生するようになるため、報酬の現金化が可能となります。
Amazonアソシエイトも楽天アフィリエイトも一応現金での受け取りが可能ですが、以下の通りとてもハードルが高いです。
- Amazonアソシエイトの現金化の方法
- 最低5,000円から現金での報酬受け取りが可能。換金手数料は1回につき300円。
- 楽天アフィリエイトの現金化の方法 その1
- 3,000ptを超過した分は楽天キャッシュでの支払いとなるので、楽天キャッシュの受け取り後に楽天キャッシュを換金する。手数料は1回につき「10% + 消費税」と超高額。
- 楽天アフィリエイトの現金化の方法 その1
- 直近3ヶ月の成果報酬が毎月10万pt以上であり、且つ審査に通過すると現金振り込みで報酬を受け取ることができる。ただし、毎年6月と12月に実施される更新審査で不合格になると現金での受け取りは不可となる。
一方でもしもアフィリエイトなら、
- 住信SBIネット銀行を指定するとき : 最低支払額1円
- その他の金融機関を指定するとき : 最低支払額1,000円
という感じで安価な金額から現金で報酬を受け取ることができます。
しかも、手数料は無料です。
従って、Amazonアソシエイトや楽天アフィエイトの報酬を現金で受け取りたい人はもしもアフィリエイトを利用することをオススメします。
A8.netはカエレバ不可
なお、A8.netにもAmazonと楽天市場のプログラムは存在しますが、カエレバにA8.netのアフィリエイトidを組み込むことはできませんので、Amazonと楽天市場の報酬を現金化したければもしもアフィリエイト以外の選択肢はありません。
そして、今後もA8.netがカエレバに対応することはないと思います。
カエレバのシステム的には対応可能なのかもしれませんが、A8.netとしては一個人が作ったよく分からないツールにアフィリエイトリンクを組み込むことでトラッキングができずに収益を逃してしまう可能性が否定できないため、リスクを犯してまでカエレバへの対応を許可するメリットがないからです。
その点、もしもアフィリエイトは大手ASPと比べると知名度・規模ともに小さく、カエレバのような有用なツールがあればユーザー数を増やせると見込んでカエレバへのアフィリエイトリンクの組み込みを快諾したのだと思われます。
今すぐカエレバの導入を
もしもアフィリエイトを利用すれば報酬の現金化も容易ですので、カエレバ導入によるデメリットはほぼ皆無です。
Amazonもしくは楽天市場を利用する人は、両方利用するというよりはどちらか一方のサイトを使い続けるのが大半ですので、両方のアフィリエイトリンクを掲載したからといって、報酬が半分ずつに分かれてしまうということはありません。
むしろ、機会損失がなくなる分だけ逆に報酬が増える可能性すらあります(前述の通り、私の場合は増えました)ので、今すぐにカエレバ(&もしもアフィリエイト)を導入すべきだと思います。
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