100%ポイント還元の広告はポイントサイトを語る上では絶対に外せない優良広告です。
まず、商品購入時に支払った金額と同額のポイント還元を受けられるので実質的に無料で商品が手には入るというのが最大のメリットです。
また、最近は.money(ドットマネー)へポイント交換できるサイトが増えたことから、.moneyへの交換時に貰える数%の増量ボーナス(1~3%くらい)を考慮すれば商品が無料で手に入る上に金銭的にも(増量ボーナスの分だけ)儲かるという正に錬金術のようなことができてしまうことも少なくありません。
目次
実は定期購入?
しかし、100%ポイント還元の広告にも落とし穴があります。
それは、1回限りの購入だと思っていたら実は定期購入の広告だったというパターンです。
最近はテレビや新聞でもたまに取り上げられていますし、国民生活センターのサイトにも最近急増しているトラブルの事例として専用ページが設けられているのでご存知の方も多いかと思います。
相談急増!「お試し」のつもりが定期購入に!?-低価格等をうたう広告をうのみにせず、契約の内容をきちんと確認しましょう-
上記のリンク先ではポイントサイトが名指しで批判されているというわけではありませんが、「『初回無料』や『お試し価格』という宣伝文句に釣られて申し込みをしてみたら実は定期購入だった」という事例が取り上げられていますので、100%ポイント還元に釣られて気軽に申し込みをできてしまうポイントサイトも事例の中の一部に当てはまると考えても良さそうです。
購入前に注意書きをよく読んでいれば「※最低○ヶ月以上の定期購入が必要です」があることには気が付けそうなものですが、そういった注意書きが小さく目立たない文字で書かれていることも多いので意図せずトラブルに巻き込まれてしまうことも多いらしく、国民生活センターへの相談件数が急増しているようです。
相談件数の推移を見ると、2015年度(5,620件)は前年までの3倍以上と突出した件数になっていますし、2016年度は4~5月の2ヶ月間で既に1,586件とかなりの数となっています。
この様子だと2017年も多くの人々がトラブルに巻き込まれているように思えます。
定期購入を回避する対策
では、上記のようなトラブルはどのように回避すれば良いのでしょうか?
とりあえず私が思い付くのは以下の3つです。
注意書きをよく読む
当たり前ですが、販売サイト・ページに記載されている注意書きはよく読むことが大事です。
「初回無料」や「お試し価格」といった客寄せ効果のある文言については見落とすことが不可能なくらい大きな文字で書かれている場合でも、定期購入である旨などは販売サイトの最下部に小さく目立たない文字で但し書きがしてあったりするからです。
従って、販売サイト・ページ上に記載されている文章を「全て」・「2回以上」は読むことをオススメします。
逆にそれくらいのことができないようであればトラブルに巻き込まれる可能性が高いですので100%還元広告に申し込みをするべきではないと思います。
また、販売サイト・ページには必ず「特定商取引法に基づく表示」というその名の通り特定商取引法で定められた販売業者に関する表示があります(大抵はページ最下部にリンクが貼ってあることが多いです)。
特定商取引法に基づく表示には必ず返品に関する記述もあり、その中で「※最低○ヶ月以上の購入が必須です」といった文言があれば当該広告は定期購入の案件であると判断できます。
レビューを読む
ポイントサイトでは各広告にレビューが掲載されていることが多いです。
レビューでは、「1回購入して即解約したけどポイントが貰えた」とか「解約しようと思ったら定期購入だったので損をした」といった実際にその広告を利用したユーザーの生の声が沢山集まっているので広告の実体を知る上で大変参考になります。
興味の100%ポイント還元の広告があったら、販売サイト・ページと合わせてレビューをよく読むようにすると良いです。
トラブルを回避したければ、レビューが一切付いていない広告には申し込みをしない、といった方法もあると思います。
プリペイドカードで支払う
上記の2つはあくまでも「自分が気を付ける」という対策です。
もちろん、注意書きなどをよく読んで広告の内容を理解するということは非常に大事なのですが、いくら注意しても見落としをしてしまうことがあるため、そういった意味では完璧な対策とは言えません。
そこで私がオススメしたいのは支払いにプリペイドカードを利用するという方法です。
というのも、プリペイドカードは定期的な支払い(代表的なものは毎月発生する携帯料金や公共料金の支払いなど)には対応していませんので、万が一当該広告が定期購入だった場合は申し込みの時点でカードを登録することができないからです。
つまり、極端な話をすれば注意書き等を一切読まずに申し込みをするときでも、プリペイドカードで支払いができれば1回限りの購入の案件、逆にプリペイドカードで支払いができなければ定期購入の案件だと判断できるということです。
人間の注意力に頼る方法ではなく支払いのシステムを利用して機械的に定期購入を防ぐ手法なので結構便利な方法だと思います。
プリペイドカードがあれば100%完璧だと思って慢心するのはダメですが、注意書きやレビューをよく読んだ上で最後の砦としてプリペイドカードを用いれば「実は定期購入」という100%ポイント還元の案件に誤って申し込みをしてしまう危険性はかなり低くなるのではないでしょうか。
注意
プリペイドカードがあれば全ての定期購入を防げるということを保証するわけではありません。
販売サイト・ページの仕様によっては定期購入の初回に限りプリペイドカード可というケースもあり得ると思いますので、プリペイドカードで決済する場合でも自己責任でお願いします。
まとめ
私はパソコンの画面に穴が空くくらいの勢いで注意書き等をよく読むタイプなので幸いトラブルに巻き込まれてしまったことはありませんが、お得に見える100%ポイント還元が実は定期購入だと判明したということは何度か経験したことがあります。
私自身、100%ポイント還元の広告はよく利用しており今後引っかかってしまう可能性がないわけではないため対策を考えて記事にしてみた次第です。
特にポイントインカムの全国ランキング特別企画に100%ポイント還元広告は必須なので、とりあえず今回の記事の内容を頭の片隅に入れつつ今後も気を付けてポイントサイトを利用していきたいと思います。
Visaプリペイドカード「Pollet」がオススメ
なお、ポイントサイトユーザーであれば、ハピタスとポイントインカムのポイントをチャージすることができるPollet(ポレット)というプリペイドカードがオススメです。
クレジットカードからもチャージ可能でチャージの度に0.5%のボーナスが付くという特典があるので地味にお得だからです。
もちろん、発行手数料やチャージ手数料は一切かかりませんので、100%ポイント還元対策として持ってみるのも悪くないのではないでしょうか。
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