ポイントサイトのげん玉では2017年11月からポイント合算サイトの.money(ドットマネー)へポイント交換できるようになりました。
今まではPointExchange(ポイントエクスチェンジ)一択でポイント交換しにくいという難点があったげん玉ですが、.moneyへの対応により無事解決した形になります。
当記事では実際にげん玉から.moneyにポイント交換する方法・手順等を示したいと思います。
目次
きちんと.moneyに交換できる!
その前にひとつ。
げん玉のお知らせのタイトルには「メトロポイント交換開始」としか書かれておらず、一見すると「げん玉からメトロポイントへ直接交換可能になっただけ」と誤解してしまうかもしれません。
しかし、「注釈(※の部分)」に記載されている通り「メトロポイントへ交換するときは一旦.moneyを経由して交換してね。」という意味ですので、きちんと.moneyには対応しておりメトロポイントはもちろんその他の交換先(現金・ギフト券・電子マネー・etc)を選ぶこともできますのでご安心下さい。
何故このような分かりにくい表記にしているのかについて、その理由は以下の2つが考えられると思います。
全て私の個人的な考えですので興味のない方は読み飛ばしてもらって結構です。
陸マイラー向けアピール
陸マイラーというのは、飛行機に乗らずに航空会社のマイル(マイレージ。いわゆるポイントサービス。)を貯める人達のことです。
彼ら・彼女らは主にANAやJALといった大手航空会社のマイルを貯めまくることで国内・国外を問わず無料で旅行に出かけるライフスタイルを送っており(マイルを貯めると特典航空券という無料チケットに交換できます)、マイル稼ぎの手段には主にポイントサイトが活用されています。
「マイル稼ぎ × ポイントサイト」の先駆けはおそらくハピタスで、最近では各ポイントサイトが陸マイラーを(マイル稼ぎのために広告をバンバン利用してくれる)優良なユーザーだと認識しており陸マイラー向けのキャンペーンや特設ページなどが開設されているほどです。
そして、ポイントサイトで稼いだポイントは主に「ソラチカルート」と呼ばれる交換ルートを経由して主にANAマイルに交換されることが多いのですが、その際には
という流れで途中で必ずメトロポイントを経由する必要があります(交換ルートの詳細はこちらの記事を参照)。
おそらく今回げん玉は「ソラチカルートの途中で必ずメトロポイントを経由する」という点に着目し、陸マイラー達に対して自身の有用性を強くアピールするために「メトロポイント交換開始」としたのだと思います。
その結果、お知らせをパッと見ただけでは「結局、.moneyに交換できるのか?できないのか?」という混乱を招くことになったというわけです。
そもそも陸マイラーであれば「.moneyに交換できる = メトロポイントに交換できる」ということは当然のように把握しているはずなので、わざわざ「メトロポイント交換開始」とせずとも普通に「.money交換開始」で十分だったような気がします。
.moneyをあまり使って欲しくない?
にも関わらず「.money交換開始」ではなくあえて「メトロポイント交換開始」としたのは、実はあまり.moneyを利用して欲しくないのかもしれません。
というのも、もともとげん玉の交換先は合算サイトのPointExchangeだけでしたが、PointExchangeを運営しているのはげん玉の運営と同じ株式会社リアルワールドです。
自社のサービスを利用させるわけですから当然両システムの連携の手間やそれに必要な費用などを最小限に抑えることができていたのでしょう。
一方、新たに対応した.moneyは他社(株式会社サイバーエージェント)が運営している合算サイトですから利用に当たっては外部との連携による手間の増大や利用手数料が必須となります(私達個人のユーザーからは一切手数料を徴収していないことからポイントサイトの運営会社から徴収していることは明らかだと思います)。
そういった事情によりげん玉としては「陸マイラーを新規ユーザーとして獲得したいけれど、できるだけ.moneyは使ってほしくない(今まで通りPointExchangeを利用して欲しい)。」という思惑があり、その結果が「メトロポイント交換開始」という分かりにくい表記だったのではないでしょうか。
この表記なら陸マイラー達には.moneyに対応しているというアピールとして通用する一方で、その他のユーザーには.moneyへの対応開始を悟られにくい(陸マイラーと異なり、メトロポイントから.moneyを連想できない)からです。
げん玉から.moneyにポイント交換する方法・手順
それでは実際にげん玉から.moneyへとポイント交換していきたいと思います。
なお、以下の手順は全て.moneyには既に登録済みであるという前提で書いていきます(私が既会員なので)。
もし.moneyに未登録の場合は先に登録を済ませておいて下さい。
交換の際には、まずげん玉のメニューから「交換」をクリックします。
メトロポイント(東京メトロ)の「ドットマネーへ移動する」をクリックします。
このとき、「お振込み日」が「1~2ヶ月」となっていますがこれはあくまでも(.moneyを経由した後に)メトロポイントに交換する場合の話であり、.moneyに交換するだけでなら3営業日前後で済みますのでご安心下さい(後述の交換例ではリアルタイムに交換できました)。
このような紛らわしい表記をするあたり、やはりげん玉的には.moneyではなくPointExchange(即時交換可能)を使って欲しいのかもしれません。
「既にAmeba会員の方はこちら」をクリックします。
間違って「げん玉のIDで口座開設」から手続きをしてしまうと、現在所持している口座(アメーバIDで開設したもの)とは別の口座が開設されてしまう(口座間でのマネー合算不可)ので間違えないようにしましょう。
交換したいポイント数を入力(10pt = 1マネー)して「交換する」をクリックします。
交換ページ内ではあたかも「.moneyへ交換した後は必ずメトロポイントに交換しなければならない」と思えるような案内が記載されていますが全然そんなことはなく、.moneyへ交換した後は現金・電子マネー・ギフト券など好きなものに交換できますのでご安心して下さい。
このような紛らわしい表記をするあたり、以下略。
げん玉から.moneyへの交換が完了すると以下のようなメッセージが表示されます。
上記の通り、ここでもご丁寧に「メトロポイント交換へ進む」というボタンが用意されていますが、ちょっと必至過ぎるのではないでしょうか・・・
ボタンを押すとメトロポイントへの交換ページに移動してしまうので、その他の交換先を希望する場合はボタンを無視して一旦.moneyのトップページへ移動すると良いと思います。
なお、通常は交換完了までは3営業日前後が目安のようですがこのときはリアルタイムに交換が完了しており.moneyの通帳明細にもすぐに反映されていました。
まとめ
2017年11月現在、ポイントサイトが.moneyへの交換に対応しているかどうかは当該サイトの使いやすさを大きく左右する状況となっていますので今回げん玉が.moneyに対応してくれたのは非常に嬉しいことだと思います。
.money経由だと陸マイラー向けにANAやJALへの交換ルートが開拓されたことはもちろん、交換レートが優遇されているAmazonギフト券やiTunesギフトコードを希望するユーザーにとってもメリットが大きいからです。
その他にも、1ヶ月単位で開催されるキャンペーンでは数%のボーナスが付くこともある(例えば2017年11月はWAONが5%増量)のでPointExchange一択だった時代よりは確実に良くなったと言えます。
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